W杯3

http://wc2006.yahoo.co.jp/hl?c=event&a=20060623-00000025-kyodo-spo

ドルトムントで1次リーグF組最終戦の日本−ブラジルを行い、日本は1−4で逆転負けした。日本は1勝もできず、クロアチアと引き分けた勝ち点1だけで同組最下位となり、2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった。

厳しいですな。結局ジーコ中田英が悪いのではなく、単純に日本は弱いのです。それを痛感した試合だったのではないのでしょうか。監督や選手個人の問題ではないと思います。
この試合に負けた原因もオーストラリア戦と大きく変わらないと思います。もちろんプレーの質は全く違います。クロアティア戦より、よいゲームだったと思います。これを最初からできていたら、結果は全く違っていたでしょう。ただ、メンタル的な部分は何も変わっていなかった。先制点を取った途端、視聴者と同様に選手にも「奇跡」と言う文字が現実味を帯びたのでしょう。その瞬間、前半ラスト30秒のプレーでしたが、ロナウジーニョのクロスにほとんどの選手がボールを見つめてしまっていました。あの場面、テレビで見ている俺としては、ブラジルのスローインからファールしてでも止めて、ボールを運ばせるなと思っていましたが。結局そのダメージが大きかったようで、バタバタとやられてしまいました。「立て直す」ということが、この大会中一度もできなかった。
ブラジルに負けて、悔しいと思える雰囲気は良いと思います。ただやはり世界一の壁は高かった。
ジーコ監督は辞めるそうですが、彼を批判しても何も変わらない。彼は日本にいるのが不思議なくらい超一流の神様です。たかだかアジアのサッカー弱小国で評判が悪くなっても、何ら問題ないのです。そういう偉大な選手が監督だったのだから、何か批判の材料を出すのではなく、何を学んだかを把握するべきでしょう。批判してももう終わったのです、これからは未来を見なくては。
結局中村はコンディションが上がらず、終始精彩を欠いていました。怪我とか熱とかいろいろ言っていますが、プロフェッショナルとして望まれたパフォーマンスを見せられていない時点で、失格です。逆に加持は自信になったのではないでしょうか。もちろん上がった裏を付かれて失点したけど、何度もクロアティアやブラジルのサイドを崩していたし。玉田もディフェンスラインを攪乱させ、得点まで奪っていたのだから。彼らの今後に期待をしたいです。