実名報道

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060909k0000m040062000c.html
山口県周南市徳山工業高等専門学校5年、中谷歩さん(20)が殺害された事件で、殺人容疑で指名手配中に遺体で発見された男子学生(19)の氏名・顔写真の掲載について、新聞、放送などメディア各社の判断が分かれた。読売新聞、日本テレビテレビ朝日は実名・顔写真の報道に踏み切った。匿名で報道した放送局の中にも、写真にモザイクをかけて報道する社があった。事件は、少年事件報道のあり方にも一石を投じた。

始めから実名報道をしているなら、理解ができる。それには新聞社側の主張とかいろいろ入っているのでしょう。自殺してたってわかったとたんにこれかよってとこです。「少年法の適用外」となったって主張しているけど、そういうもんなのか?完全に死人に口なしですな。
報道被害の話で、被害者実名の報道に関するやつを見たことがあるけど、相変わらず反省する気がなしか。それとも容疑者が死んでしまったら、なんでもありかよ。釈明の機会すら与えられないのに、社会的に犯人になってしまったな。
最初にも書いたけど、実名報道を批判しているわけではないのであしからず。特に被害者の両親があそこまで主張しているということは、やはり殺害の動機などを本人の口から聞きたかったからだろう。ただ俺は山口県警の行動は、現行の法律でできる最良の判断だったと思っている。それが問題なら、法律を変えるしかない。問題なのは、容疑者が自殺していたとたんに実名報道しているメディア一般の論理が理解できない。法律の適用外になった容疑者の氏名を公開することに、何のメリットが存在するのか。俺には単なる好奇心を満たすためとしか思えない。