民族対立の世界地図(欧州/北南米/アフリカ篇)

あまり歴史や地理を得意じゃない場合は、地図や辞書を片手に読まなきゃいけないかも。俺としてはやはりヨーロッパの部分が残りますな。特にバルカン半島やトルコの辺りは結構知られていないことも多いので。
あとはジプシーとか。先日忘年会で宗教好きの人に「イスラエルはいいかげんにしろって思います」って言ったら、「以前住んでいた家を取られたんだよ」みたいなことを言われ、カチンときてしまった。そんな日本人的感覚で世界を見るなよって感じ。ユダヤ人だけじゃなく、たくさんの民族が、古来の土地じゃないとこに住んでるのに。ホロコーストだって、なぜかジプシーは蚊帳の外だし。トルコではクルド人が存在しないことになってるし。だいたいフセインが死刑になったけど、トルコではその理由をきちんと放送できるのだろうか。
話が思いっきりずれたけど、この本のジプシーのとこを読んでいて、そんなことを思いました。別にユダヤ人嫌いではないよ。ただ国連分割決議で決まったラインを超えて占領するのを、侵略じゃなくてなんというのか。その根拠を教えて欲しい。「約束の地」以外で。