NHKSP 失われた文明 インカ・マヤ第1回

映画ではないが、半年以上前に録画して見ていなかった。よく考えたら「ミイラ」の意味なんて考えたことなかったなと気づいた。インカ帝国がミイラ信仰を取り込み、それを支配に利用していたとは。王がミイラとして存在していたため、王位を継いだ次の王がほかの領土を獲得しなくてはならなかったというのが結構びっくり。大概長子単独相続や分割相続、末子相続とかだと思っていた。途中で日本の研究者が述べていたけど、「死と生がそんなに分かれた世界ではなかったかも」っていう部分がよくわかる内容でした。そうした視点に立つと、「子供の生贄」もなんとなくだがわかるような気がする。
インカ帝国といえば、キープですな。昔は数字を表していたといわれていたけど、最近は言語としての意味もあったことがわかってきている。そうするともっとインカの歴史がわかるかも。実質上最後の皇帝がアタワルパ(名目上はトゥパク・アマル)、この皇帝が即位した背景にはミイラを巡る争いがあったようです。もちろんコンキスタドールピサロも関わっていますが。
あとアンデスといえばマカですかね。これはアメリカ製薬会社と地元住民の特許を巡る争いが思い出されました。これもずいぶん前のNHKSPでやってたと思うけど。その後の展開を全く知らないので調べてみたが、見つからなかった。