非対称情報の経済学

非対称情報の経済学―スティグリッツと新しい経済学 (光文社新書)

非対称情報の経済学―スティグリッツと新しい経済学 (光文社新書)

非常におもしろくわかりやすい本だった。自由主義経済よりも現実的で、現状を説明しやすい非対称情報の経済学について、具体例を示しながら説明していた。売り手より買い手、買い手より売り手といった具合に、お互いのもっている情報量が違うときに、どのような経済行動を示すのか、後半部分の労働市場の説明はかなりおもしろかった。
ただ俺としては2章の新しい経済学の誕生は、スティグリッツの経歴などでいらない部分だった。