過度な期待

http://vancouver.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100214-00000011-maip-spo
 バンクーバー冬季五輪第2日の13日(日本時間14日)、フリースタイルスキー女子モーグルで4度目の五輪に臨んだ上村愛子北野建設)は4位に終わった。
 上村の五輪過去3大会の成績は98年長野が7位、02年ソルトレークシティーが6位、06年トリノが5位。昨年の世界選手権では初優勝を果たし、今回はメダル獲得の期待が高かったが、悲願のメダルにはあと一歩届かなかった。

残念ながらあと一歩でした。リアルタイムで見ていたけど、すばらしい滑りをしていました。ただ今回だけではなく前回のトリノもそうだったんだけど、いやにメダル期待が多い。今回の上村選手もすばらしいんだけど、素人目に見ても、明らかにベスト3とは差があると感じた。今回は4位だったんだけど、俺はそれで十分がんばったと思う。確かに本人はメダルが欲しかったとは思うけど、それも国民の期待を背負って、それを目指さなくてはいけなくなった面もあると思うんだよね。
冬季五輪は、夏季五輪と異なり、わかりやすいタイムとかゴールとかそういう物差しで測る競技より、それにいろいろ測りにくいものが加わっている競技が多い。今回のモーグルもタイムだけじゃないし。そうすると、世界選手権一回くらい優勝しただけでも、「金メダルだ!!」ってなってしまうんだよね。上位選手は一回どころか何連覇もしているのに。
確かトリノ五輪も同じように過度な期待を背負わせて、結局メダルは金1つだった。それはそれですばらしいことなはずなのに、なんか全体的に「残念だった」みたいな雰囲気があったと思う。選手が持つ目標だったらいいが、社会全体として過度な期待を背負わせると、逆に余計なプレッシャーになっていると感じた。今回はそうならないといいけど。