集団的自衛権の行使容認

安倍晋三首相は２０日の衆院予算委員会で、集団的自衛権の行使容認について「最終的には閣議決定する」と述べ、解釈を変更する際には閣議決定するとの考えを示した。私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」（安保法制懇）が行使容認の結論を出した後、内閣法制局や与党との協議を経て閣議決定し、自衛隊法など必要な法整備に着手する考えだ。
首相は解釈変更について「自民党の選挙公約でも検討を進めると明確にしている。案を今は示すことはできないが、いずれかの段階で国民に示す」と改めて意欲を示した。安保法制懇の結論が出た後のスケジュールについては「閣議決定に至るまでは議論は続く。内閣法制局と議論し、与党と調整する」と説明した。

まあいいんですけどね。いいのか？？ほんとに。「憲法を変える」という手続きと、「憲法の解釈を変える」という手続きが同じだとは思わない。ただどこでも言っていると思うが、時の政権の恣意的な判断で憲法の解釈を変えることは問題だと思う。まあ本人は「国民に示す」とはいっているが、積極的パフォーマンスを心がけているようなので、どのような形で示してくるかは不透明。個人的には「集団的自衛権」を持っていないという解釈は今後考えて行かなくてはいけないことだとは思うけどさ。理想と現実の狭間でどううまくやるかが問題。解釈を変えられなくて（または変えることを恐れて）、限定的な法案を作ることも正しいこととは思わないけどね。総悲観 - おいらのぼやきに数年前に書いていたけど、本当に戦争にならなければいいです。