サハラ交易

上の続きに当たります。イタリア商人が金と香辛料を交換していたが、んじゃイタリア商人は金をどこから手に入れたのか、それがこのサハラ交易。8世紀〜16世紀にいたるまで、ベルベル人が案内役となり、ヒトコブラクダでキャラバンを組んでサハラを縦断しました。ちなみにイブン=バトゥータはキャラバンの規模を千〜一万頭ものラクダで組んでいたと述べている。んで西アフリカで金(奴隷も)と地中海でとれる塩を交換したのです。イスラム教国であるガーナ王国やその後のマリ王国(特にトゥンブクトゥ)が中継地として繁栄しました。マリ王国のマンサ=ムーサ王はメッカへの巡礼の際、カイロで大量の金を使用したため、インフレが起こったとまで言われている。その後大航海時代や戦争の影響で、交易は衰退してしまいます。