知的障害者の証言能力?

http://www.asahi.com/national/update/0506/TKY200605060073.html
女児の証言のあいまいさなどから虐待の日時や場所を特定できないとして、一審は無罪。今年2月の控訴審でも再び無罪となったが、胸を触られるなどの被害があったことについては、「疑問を差し挟む余地がないようだ」と東京高裁の判決は指摘した。

あちゃーって感じ。刑事裁判では無罪と確定したようですが、障害児が行為のあった日時を特定することは非常に難しいことです。なのに、無罪確定ってのもおかしな話。現行の法律や判例ではこの辺りの判断が限界なのでしょう。世の中どこでもこういうことが起こるものだけど、特殊教育の現場では生徒が多種多様なので、証言能力のない子もいます。っとすると、その子については、何をされても立証するのは難しくなってしまうんだな。だからこそ教員の倫理観みたいなものが重視されるのだろうけど、そんなもの採用試験で測れていないから起こるんだろうし。やっぱ教務なり学部主事なり教頭なりがしっかりと監督しないといけないのだろうな。