W杯2  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060618-00000013-yom-spo

サッカーワールドカップ(W杯)ドイツ大会で日本代表は18日、クロアチアと対戦し、0―0で引き分け、勝ち点1を獲得。
 日本は1分け1敗となり、決勝トーナメント進出にわずかに望みをつないだ。22日(現地時間)のブラジル戦で勝つことが最低条件となる。

これもいっちょまえに大観。まあゲーム内容全体としては、悪くなかったと思います。これをオーストリア戦からできていれば、こんな状況になっていなかっただろう。中田英が非常にがんばっていたのが印象的でした。後半に入ってもきっちりクロアティアの二列目の選手を追っていたので、プレッシャーを与えられていたし。攻めてはミドルを結構枠に入れていたので。あと稲本の交代も良かったと思います。クロアティアの監督息子に福西が2、3回やられてチャンスを作られていたので、稲本が入ってから結構抑えられていたと思うし。柳沢はだめですな。あのシュートを迷うようなら、サッカー続けるかどうかを迷ったほうが良いかと。まあ後半はかなりカウンターにいいようにされていたけど。
ジーコ批判が出たり、中田批判がでたりと、何かと日本代表はお騒がせしてますがどうなんでしょう。一応サッカーではないけど監督をやったり、スポーツを頻繁に見ている俺としてゲーム全体を大観すると、そんなとこに原因はないと思います。選手の起用にしても使うには理由があるわけで、その理由をゲームの中で発揮できるかどうかは、一人一人に課せられたものです。なぜ日本戦のオーストラリアの起用が大当たりしたかというと、韓国のときもそうだけど単純に追いかける展開だからです。しかも当たり前だけどヒディングは決まって、押している状況で攻撃的な選手を追加してたたみかけます。たぶん相手選手の表情などから雰囲気を読み取ってもいるのだろう。サッカーは時間で区切られているスポーツなので、終了間際に点を取った方が有利です。だから後半の1-0の状況で、うまくカウンターで追加点を上げることが理想だったわけで。ただ一点をとれないオーストラリアの選手もかなり焦っていたと思います。実際イエローもらった選手もいたしね。だからこそ、川口のチョンボ?が痛すぎたんだな。状況が悪すぎた。野球みたくタイムを取れたら取りたいところだけど、それはサッカーにないので。こういう局面では、やはり宮本や中田のリーダーシップに期待するところでだったけど、うまく発揮できなかった。それが敗因かと思います。
なぜかオーストラリア戦の感想になってしまったけど、結局リーダーの不在というのがかなりでかいかなと。日本人の気質としてのリーダーが不在なんでしょう。中田はどちらかと言えば欧米向き。もう少し回りに気を配った方が良いと思うのだが、それが彼の長所でもあり欠点でもあるのだろうけど。ただチーム全体としてどういう形で集団形成をしていくかという点が難しいですな。

現実は厳しいので、ほんと夢をみれるようになったというだけですな。まさか、ブラジルに2点差以上で勝って、クロアティアが1-0でオーストラリアを下すなんて、奇跡を何回も起こすことは難しいでしょう。まあ川口は一試合でPKとあのイレギュラーの二度起こしましたが。