薔薇の名前
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: DVD
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「薔薇の名前」とは英語で「the Name of the Rose」、中世キリスト教会で起こった普遍論争の話も含まれているみたい。主人公はパスカヴィルのウィリアム、まさにオッカムのウィリアム(ウィリアム=オッカム)を指しているのかなと。主人公も「理性」を重視し、迷信をあまり信じていない様子。オッカムのウィリアムも唯名論者で、信仰と理性、神学と哲学を区別していた。それに対して異端審問官のベルナール=グィーは論理的な証明などを実施せず、「悪魔」とか「異端」とかで「連続殺人」を解明したと主張する。このあたりも、当時の人々の様子が現れているのかなと思った。