喜六


お盆の頃、東京駅の酒屋で1000円いかなかったくらいで売っている700mlの焼酎を見つけた。そのときはネタみたいな感じで、買って何も考えていなかった。
一週間後くらいになって、その焼酎を思い出した。もともと家でたまーに飲むくらいの人間だったので、買った酒のことは気にしていなかったんだな。んで、飲んでみてびっくりした。今まで安飲み屋の焼酎しか飲んでいなかったのだが、芋の香りとそのすっきりとした飲みやすさにびっくりし、すごくおいしかった。それが喜六(七七七六)だった。あとで調べてわかったのだが、百年の孤独で有名な黒木本店の有名な焼酎だったみたい。
実はそれ以来、毎晩近く晩酌をするようになってしまった。まだ一応若いつもりなのだが、焼酎がうまいと思ってしまったのだ。焼酎以外はほとんど飲まないけど。