恐慌

って1929年のニューヨークで起きた世界恐慌のことをいうのかと思っていたら、それ以外にもあったらしい。19世紀にイギリスで初めて起こった恐慌は、その後8〜12年周期で起こっていたようだ。資本主義が浸透したおかげで、各国の経済的結びつきが強まり、恐慌が連鎖するようになったようだ。考えてみたらそりゃそうだってことだけど。
1873年アメリカで起こった恐慌は、それまで農業国だったアメリカを工業国に移行させる原因になったみたい。恐慌によって価格は下がり、市場が縮小したおかげで、価格競争が激化し、んでそれでは利益がないというのでトラストを結成したというわけ。ちなみにアメリカは第一次世界大戦による被害が少なく、逆に軍需物資や鉄鋼等をヨーロッパに輸出したため、世界最大の債権国になった。んでドーズ案やヤング案に続くといった流れにつながった。
大恐慌に関してケインズは「雇用・利子及び貨幣の一般理論」の中で述べている。まあはてなにも書いてあるけど、有効需要とかが関係しているみたい。